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おぼろ二次元日記

おぼろ二次元日記

暴れん坊さんよりラブリーチ三作♪

クリスマス特集でBLEACH「なんちゃって話」の
巨匠・暴れん坊さんがフリー配布してくださった
男性版ラブリーチ3連発をいただいてまいりました!

ルキア、乱菊、やちるの三人の素敵な夢物語です。
ではどうぞー♪








ラブリーチ  ~心の斬魄刀の名~  朽木ルキア編
(注・プレイヤーは一応、恋次ということで♪)

プレイヤーを入力してください。
六番隊、副隊長 ○○○○。

ようこそ。○○副隊長。

あなたは、六番隊の副隊長です。
ルキアとは犬吊からの幼馴染みです。

時は藍染の反乱の直後。
貴方はルキア救出の為に、自ら死の境界線ギリギリのところを
さ迷いながら戦ってきました。

ルキアとは旧知の仲間でもありますので、親密度は
かなり高いです。
だけれど、旅禍の一護、ルキアの兄白哉などの強力な
ライバルもいます。

ルキアとの脱出イベントでかなり親密度は上がってますが、
まだまだ、決定打には至りません。

そんな時の事です。

あなたは所要で十三番隊に向かいます。
そこには死覇装のルキアがいました。

「ルキアじゃねえか。もう体のほうはいいのか?」
「私ならもう平気だ。恋次こそ怪我はもういいのか?」
「ああ。あらかた卯ノ花隊長が治してくれたからな。」
「どうにも体が鈍っておってな。また一から鍛えなおしだ。」
「そういや、この所俺もちゃんと鍛錬してねえな。」

どうしますか?
<1>ルキアを鍛錬に誘う。
<2>ルキアを誘わない。

選択<1>ルキアを鍛錬に誘う。
「一緒に久しぶりに鍛えるか。」
「それはいい。私からも是非頼みたい。」

そこで、予定をあわせて六番隊の訓練所へ。
ルキアは大分霊力を取り戻しているようだ。
一方ルキアは俺の成長に驚いているようだった。
「兄様と戦ったと聞いたが・・・貴様がこんなに強く
なっておったとは・・。」
「まだまだだな。結局朽木隊長には勝てなかったしよ。」
「莫迦者!兄様に貴様が勝てるわけなかろうが!」
「そうかな。一護は勝ったぜ?」
「一護は・・・。あやつはおかしいのだ!兄様に勝つなどと。」
「おかしい・・か。確かにな。旅禍が四大貴族の当主に
勝ったんだからな。
だが・・・あいつはやれた。」
「それは・・そうだが。」
「なら、俺にだって出来てもおかしかねえだろ?」

「もしや・・貴様また兄様と戦う気か?」
「もちろん。なんせ目標だからな。」
「無理だ!!到底無理だ。」
「無理だと思ってるから何時まで経っても出来ねえんだ。
俺は前回の戦いでそう思った。お前もそうなんじゃねえのか?
今は無理でも・・・いつか必ず追いついてやる。」

「なぜ、兄様なのだ。」

なぜ、朽木隊長かって?
お前を助けたかったからさ。
名門朽木家。
人もうらやむ様な養子縁組にもかかわらず、お前はちっとも
幸せそうには見えなかった。
いつも孤独で、自信をなくした様子。

犬吊でキツイ環境の中でも、あんな顔なんてしてなかったぜ。
もっと生き生きしていた。

お前が幸せになれると思ったからこそ手を離した。
でもお前はちっとも幸せそうじゃなかった。

俺は・・・未だに後悔してる。

だからこそ、その張本人である朽木隊長を超えたかった。
そして堂堂とお前を取り戻すつもりだった。

だが、今のお前はあの時ほどでもねえみたいだ。
朽木家の中でも少しずつ自分の居場所が出来てきた
みてえだな。

ちょっと安心してる。
そしてちょっと悔しい。

けど、朽木隊長を超えたいっていうのは変わらねえ。

「なんでかな。俺にとってはあの人は『強さ』の象徴なんだよ。
超えるべき目標なんだよな。」
「私は・・・見たくない。貴様と兄様が戦うなど・・。」
「ま、流石に命張って戦うっていうのはあんまりないと
思うけどよ。」

「何故だ・・何故兄様にと戦ってまで私を助けようとした・・。」
どう答えますか?
<1>仲間だから。
<2>家族だから。

選択<1>「仲間だからな。ほんのガキの時からの仲間だ。
見殺しなんて出来るかよ。」
「仲間・・・。」
「そうだ。俺は仲間を見殺しに出来るほど、冷てえ男には
なれねえ。それだけだ。」

親密度1up.


選択<2>「家族だからな。お前はどう思っているかは
知らねえが、犬吊の時から家族だと持っている。
家族を助けようとするのは当然のことだろ?」
「だが、私たちは死神だ。・・掟を守る義務がある。」
「その通りだ。だが、俺はどんな掟も、家族を護るという
大原則に勝るものはねえと思ってる。その辺は朽木隊長とは
違うだろうな。」

「家族・・・。」

親密度2up.


それからほどなく。
ルキアが現世に派遣されることとなる。

どうしますか?
<1>現世同行に志願しない。
<2>志願する

選択<1>現世同行に志願しない。
「よう。また現世に行くみてえだな。」
「貴様か。こっちで私の活躍を期待しておれ。」
「助っ人で手伝いがいるようなら言えよ~。」
「たわけ!誰が貴様なぞに!」

とりあえずは、やってみろ。
いつでも行ってやるからさ。

終わり。


選択<2>現世同行に志願する。
「何故貴様も志願したのだ。」
「そっちの方が面白そうだからな。」
「とかいって、また私を護る気か。」

「・・・当然だろ?家族なんだから。ま、俺にとっては
だけどな。」
「・・・・。
養子の話を貴様に相談した時・・。
貴様はいいじゃないかといったな・・・。」
「・・ああ。」
「ショックだったぞ。私は・・・。」
「・・なんで。」
「その程度に思われていたと思ったからだ。
・・・私も・・・貴様のことを家族だと思っていた。
当然貴様も反対してくれると思っていた。
それを・・・貴様は・・・。」

「・・・すまねえ。」
「兄様から私を取り戻したいか?」
「ああ。出切る事なら今すぐにでもな。」
「ならば・・・いつか必ず兄様を超えてみろ。]

「当然。そのつもりだぜ?」
「だが・・私も貴様のことを家族と思っている。
だから、私の為に傷つく貴様を見たくはない。」

「そっちは約束できねえな。」
「何故だ。」
「俺にもちょっとした自負がある。」
「?なんだそれは。」

「お前を護るための剣ならば、今のところ俺より、一護や
朽木隊長のほうが上かもしんねえ。

だけどな・・・。

お前を護る盾の役は誰にも負けねえつもりだぜ?今までも・・・
これからもな。

だからそっちの約束は出来ねえ。」


「莫迦者・・・。やっぱり貴様は莫迦者だ・・。」

「ま、剣のほうもいずれは俺のほうが上になってみせる
けどよ。」

「・・・・。」



終わり。

『貴様は気付いているか?
私が常に貴様に護られていると、感じていることを。
眼を閉じれば、貴様の腕の中で護られているような気持ちで
いられることを。
あまりにも居心地がよくて、私はまた弱くなってしまうのでは
ないかと怖くってしまう。

私を護る貴様に・・・私は何か返しているのだろうか。
強くなりたいのは私も同じだ。

貴様は私のことを家族だと言ったな。
ならば、私とて同じ。

私はまだ弱いけれど・・・お前が誇れる・・お前の家族で
いたいのだ。』


なんちゃって。


ハート1




ラブリーチ  ~心の斬魄刀の名~  松本乱菊編


プレイヤーを入力してください。
○番隊、副隊長 ○○○○。

ようこそ。○○副隊長。

あなたは、○番隊の副隊長です。
(架空です。実際にキャラに当てるのは難しいかも
しれません。)
十番隊の松本副隊長とは同期です。

時は藍染惣右介の反乱の後。
隊長3名もの欠員を出し、残された隊長は当然の事として、
副隊長にもこれまで以上の重圧がかかる。

そんな中のことだった。

『松本乱菊が、このところ荒れている。』
そんな噂が立っていた。

毎晩のように酒場で飲んでいるらしい。
持ち前の強引さで仲間を誘っているようだ。
たまにくらいならば、問題はないが、今は非常時。
たびたびでは。下への示しもつかない。

どうしますか?
<1>そのまま放っておく。
<2>様子を見に行く。

選択<2>そこで、様子を見に行くことになった。
乱菊はいた。
後輩の男を二人連れている。
しかし、乱菊が無理に呑ませたのか、完全にグロッキーな
状態だった。

「・・また呑んでるのか?」
「あら~~!!○○!!いいところに来たわ!!
付き合いなさいよ。もう、この子たちったらてんで弱くて、
相手にもならないのよ?」

「それはいいが・・・こいつらは帰すぞ?
もう限界のはずだ。」
「いいわよ。帰しちゃって~~。」
水を飲ませて、後輩たちを帰し、席に座る。

「珍しいじゃない。アンタが付き合うだなんて。」
「お前が荒れていると噂が立っている。そこで様子を
見に来たんだが・・。」
「見に来たんだが?それで?」
ぐいっと手の中の杯を干す乱菊。
「その通りみたいだな。」
「・・・任務に支障は出ていないわ。文句を言われる
筋合いはないわよ。」

「だが、周りには支障が出ている。さっきの後輩も
そうだろう。」
「・・・。」
途端に黙りこむ。そして目の前の銚子に乱暴に手を伸ばす。
「何をそんなに荒れている。」
「・・別に荒れてなんてないわよ。」

「・・市丸のことか?」
途端に乱菊の肩が跳ね上がった。
「・・図星か。」
「『市丸』・・ね・・。アンタはあたしと違って、
どんな時でもギンの事を呼ぶとき、『隊長』をつけて
いたように思うけど?」

挑戦的な眼。静かに受け止める。
「ああ・・。『隊長』だったからな、実際。
だがもう違うだろう。つける必要はない。」
「・・・・・。そうかもね。」
苦笑する。うつむいた顔が何故か痛々しい。

「・・・帰るぞ。」
「え?」
「そんな顔で酒を飲んでも美味くないだろう。
帰って寝た方がいい。十番隊も相当忙しいはずだ。」
「・・そうね。」
「隊舎まで送ってやる。」
「なあに?やけに優しいじゃない。」
「でないと、ハシゴしかねんからな。お前は。」

席を立つ乱菊。足元に乱れはない。
呑んでも酔えないのだろう。
酔いたいのに酔えない。だからもっと酒を呑んでしまう。
そんなところだろうか。

乱菊はいい女だと思う。
もちろん容姿の事はあるし、本人も自覚している。
だが、根本的には完全に自立した女だ。
男に頼るということはない。
だが、甘えるのは上手だ。
かといって、弱みはなかなか見せない。

最近一段ときれいになった。
表情に少し影が見え隠れするようになったからだろうか。
時折はっとするほどの時がある。

市丸のことが、乱菊の心の中のかなりの部分を占めている
ことは前から知っていた。
毎日仲間を連れ歩くのは寂しいからだ。
乱菊が俺を誘わないのは、俺がそれを知っていることを、
乱菊もまた知っているからだろう。
弱みを見せようとしない。
俺の前では特にそうだった。

隊舎まで送り、帰ろうとすると、後ろから声がかかる。
「・・ありがとう。」
軽く手を振るだけで、自分も帰路に着く。

それから、乱菊との仕事をする機会が増えますので、
順調にこなして親密度を更に上げましょう。

そして、イベント発生。
乱菊とその部下と合同で辺境のホロウ討伐の命が下る。
任地に着いたときから乱菊は少し変だった。
落ち着かないのだ。
そして討伐の際、乱菊の指揮のミスで仲間に負傷者が出る。

その辺境の地は・・・乱菊と市丸が子供のときに初めて
出会った地域だった。

任務は成功したものの、負傷者が出たことへの責任問題となる。

どうしますか?
<1>乱菊を庇わない
<2>乱菊を庇う。


選択<1>庇わない。
乱菊を庇わなかった。
こう見えてプライドが高い女だ。
あそこで庇えば、更に傷ついただろう。

警告を受けた後においても、平静を保とうとする乱菊。
そんな彼女を、俺は双極に連れてきた。
「・・なんなの?こんなところに連れて来て。」
「ここから確か消えたんだよな。
・・・お前。あれからちゃんと泣いたか?」

「・・何のことよ。」
「とぼけるな。市丸が消えてから、ちゃんと泣いたかと
聞いている。」
「・・・なんであたしがあんな奴の為に泣かなきゃ
なんないのよ。」

「・・あいつをずっと追ってきたんだろう?
今までずっと。」
「・・・なんで、・・・あんな奴を。」
下を向く乱菊。

「あの辺境地・・・あいつと出会ったところなんだろう?
だから平常心を失い、凡ミスをした。違うか?」
「・・・何でアンタに・・そんなこと分かるのよ・・。」
「分かるさ。・・・見てたからな。ずっと。」

「・・なんで・・・。・・なんで・・。」

肩が震えている。顔は下に向けたままだ。

「お前が強い女だと言うことは知っている。・・・
だが・・・。」
そっと胸に抱き寄せる。

「泣きたい時くらいは、好きなだけ泣け。
・・・泣く場所くらいは、・・俺が作ってやる。」



初めて知った。


・・・乱菊がとても静かに泣く女だということを。

終わり。


選択<2>庇う。
「俺のフォロー不足です。すみませんでした。」
頭を下げる俺に、乱菊が言葉を失う。
「何言ってんのよ!!
あたしの責任だって分かってるでしょ?!」

非常時だ。たいしたことにはならない。
口頭注意くらいですんだ。

「ちょっと!!何考えてんのよ、アンタ!!
あたしをバカにしてんの?!」
「お前も聞いていただろう。俺のフォロー不足だ。」
「あたしのせいだって言っているでしょ?!」
「・・なんでお前は、そんなになんでも一人で
背負おうとするんだ?
今回はチームだ。お前の責任は俺の責任でもある。
お前も分かっているはずだ。」

それでも収まらない乱菊を、酒場へ連れて行く。
案の定、盛大にくだを巻いた。
俺の悪口をひとしきり並べ立てたら、少しは気が
治まったのだろうか。
机に突っ伏した。
「・・・気が済んだか?」
「・・・ゴメンね?迷惑かけて・・。」
「迷惑だなんて思ってねえよ。俺も悪かったな。
お前のプライドが傷ついたか?」
「・・・・。でもちょっと嬉しかった。」
「お前は弱みを出さないからな。・・・抱え込みすぎだ。」
「だって、いい女って強いものよ?」
「否定はしないが、弱みを見せないことと、
強いこととはイコールじゃない。
誰かを信じて、自分の重みを託すことも十分強いことだと
思うがな。」
「・・そうかな。」
「ああ。もっと分けろ。俺にも。他のやつにもだ。
皆喜んで引き受けてくれるさ。・・いい女なんだろ?」
「・・・なんか悔しい。アンタ何時からそんなにいい男に
なってたの?」

「いい男にもなるさ。・・惚れた女がいい女だからな。」

「・・・・それ・・口説いてるの?」

「そうとも言うな。」


終わり。


単独で、また辺境へのホロウ討伐の命が下る。
その出立の時だった。
乱菊がいた。
「今から行くの?」
「ああ。」
「気をつけてね。」
「ああ。」

「ねえ。あたしの心は結構大きいの。おっぱいと同じでね。」
「それで?」
「今、半分くらいアンタがいるわ。・・・どうする?」

強調するように胸の下で手を組む乱菊。
いつもの乱菊だ。

「決まってる。残りの半分も俺が貰う。」

「・・・上等。」

そして俺は旅立った。




なんちゃって。



ハート2




ラブリーチ  ~心の斬魄刀の名~  草鹿やちる編

プレイヤーを選んでください。
1、更木剣八。
2、石田雨竜。
3、志波岩鷲。

選択、1の更木剣八ですね?(他は却下します)(笑)

ではどうぞ。
十一番隊、副隊長の草鹿やちる。更木剣八とは最初から
かなり新密度は高い。
基本的には、やちるの我がままを聞いてやるという形で、
さらに親密度を上げよう。

しかし、一定レベルのところでそれ以上の親密度は
上がらなくなります。

そこで新たなイベントが発生します。
隊首回から帰ってくると、部下の一角からの報告があります。

「副隊長の様子がおかしいんです。いくら話しかけても、
反応しないんです。」

報告を聞き、隊に戻るとそこには、呆けたように膝を抱えて
うずくまっている。目の焦点が会っていない。
どうしますか?
<1>放って置く。 <2>話しかける。

選択<1>ゲームオーバー。

選択<2>
「おい。やちる」
反応がない。しゃがみこんで肩をゆすってもう一度話しかける。
「おい!やちる。どうしたんだ?」
ビクリと肩が震えて眼の焦点がようやく合う。

「剣・・ちゃん・・?」
「おい、どうしたんだ?」
「剣ちゃんなの?本当に・・・剣ちゃん?」
「だからどうしたっていうんだ?やちる。」

手がおずおずと剣八のほうへ伸ばされる。

・・・いつもは飛び掛ってくるというのに。
手が震えている。ようやく剣八の胸元を握る。

・・・拒否されることを恐れているかのようだった。
したいようにさせてやると、安心したのか突如泣き始めた。

「・・剣ちゃん!!剣ちゃん!!」
堰を切ったように涙を流すやちる。
明らかにただ事ではない。
「何があった。」

「夢・・だったのかな・・。・・そうだよね。
あるわけないもん。
剣ちゃんが、あたしをおいて行っちゃうなんて・・。
剣ちゃんが・・・あたしを・・あたしなんか要らないなんて・・
言う訳ないもん。」

「何だそりゃ。俺がそんなことを言ったのか?」
「うん・・・でも・・・。」

「いいか、やちる。いい事を教えてやる。
もし俺がてめえを置いていったり、要らねえなんて言ったとしたら
そいつは偽者だ。」
「・・ニセモノ?」
「そうだ。もっと手っ取り早く確かめる方法があるぜ?」
「どんな方法?」

「斬りゃいい。」

「剣ちゃんを?!そんなの出来ないよ!」
「出来るさ。もし逃げたり、バッサリやられるようなら、
そいつは間違いなく偽者だ。どうだ?分かりやすいだろうが。」
「どうして避けないの?」

「どうしてだ?なんで避ける必要があるんだ。俺はお前の剣なら
みんな受けてやる。」

「そんなの、剣ちゃん死んじゃう。」
「死なねえよ。なんなら今斬ってみるか?」
「もう!剣ちゃんたら~~!!」

ようやく調子が出てきたようだ。
「さて・・」
立ち上がる剣八。
どうする?
<1>「行くぞ、やちる。」と言う。
<2>そのままやちるに背を向ける。

<1>の選択の場合。
「行くぞ、やちる。」
パアッとやちるの顔が明るくなる。
「うん!!」
いつもの様に背中に飛び乗るやちる。
剣八はいつものように歩き始めた。
やちるを背に乗せて。

「・・剣ちゃん。」
「何だ?」


「・・剣ちゃん・・・だ~い好き・・・。」

「・・・ああ。知ってる。」


終わり。



<2>の選択の場合。

そのままやちるに背を向ける。
言葉を無くすやちる。

「・・どうした?来ねえのか?」
「・・行ってもいいの?一緒に。」

「だから言ったろ?てめえを置いていく俺は偽者だって。」
「・・うん。うん!!」

背中に飛び乗るやちる。
そして安心したかのようにため息をつく。
歩き始める剣八。
「ねえ・・・剣ちゃん・・。」
「なんだ?」

「覚えていてね?剣ちゃんの傍があたしにとっての天国なの。」
「ああ。知ってる。」
「そこがどんなに地獄みたいなところでも・・あたしにとっては
天国なの。」
肩口に幸せそうに頬を摺り寄せるやちる。


「ここが・・あたしにとっての天国なの。」

「安心しろ。気の済むまでいさせてやる。」
「うん・・・ありがとう・・剣ちゃん。」


終わり。


「あ、剣ちゃん、雪だ!!雪が降ってきたよ?」
「どうりで冷えると思ったぜ。」
「綺麗だね。」

空から落ちる、白い雪。
二人は何時までも同じ空を見上げていた。



・・メリークリスマス。



なんちゃって。




ハート3




素敵な「ラブリーチ」を三編もいただきました。
ルキアのさりげなく側にある幸せ、乱菊の全てを包み込む懐の
広さ、やちるが思う剣ちゃんが世界の全て・・・
パターンの違う愛を堪能させていただきました!

男性版とありますが、女性でも十分楽しめます!
暴れん坊さん、ありがとうございました♪




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